矯正装置によって歯や顎の骨に力をかけてゆっくり動かし、悪い歯並びや噛みあわせを治すことです。(歯は力が掛かって圧迫された側に動く性質がある。)歯並び・噛み合わせを治すと自信を持って話せたり、しっかり噛むことができたりと心身共にプラスになることがたくさんあります。
基本的には健康保険が適用されず、患者さんの自己負担です。
当院に来られる患者さんも費用の心配をされて相談される方もいらっしゃいますが、「思い切って歯列矯正してよかった」というお声をたくさんいただいています。
一般的なイメージは銀色のブラケットとワイヤーをつけるイメージですが、現在はいろいろな種類があります。
当院では銀色のブラケットは一切使っていません。
ワイヤーは銀色と白があり、白いワイヤーは非常に目立ちにくいのでおすすめです。
裏側に装置を付ける方法は装置は外側から全く見えません。
ワイヤーが気になる方には、透明の取り外し式の装置インビザライン(マウスピース矯正)もあります。
歯の裏側に装置を固定する「裏側矯正」の中の、インコグニートという方法は治療期間が普通の裏側矯正より6割くらいに短縮されます。
歯を抜いて矯正をすると時間がかかりますが、歯を抜いてスペースを作るかわりに、歯をスライスします。 スライスする量はわずかですので、痛みもありません。この方法を使えば、治療期間は大幅に短縮されます。
痛みは矯正治療の欠点でもありますが、現在ではかなり軽減できるようになりました。
歯が動くときの痛みへの対処
当院では最初に入れるワイヤーは直径が0.25ミリの物を使っており、このワイヤーは世界最先端のワイヤーで矯正歯科用ワイヤーの中で一番細いワイヤーです。
この細いワイヤーから治療を始めることにより、痛みは軽減しました。歯が動く時の痛みは通常3日くらいでひきます。
装置がほっぺたにあたる痛みへの対処
当院ではなるべくワイヤーなどがほっぺたにあたらないように気をつけています。 ワックスといって、柔らかいゴムみたいなものを装置にくっつけることによってもかなり痛みが軽減します。この痛みはほとんどの場合、慣れて感じなくなるので心配いりません。